花粉症と環境問題
花粉症の人には辛い季節になりました。
日本で花粉症が発見されたのは約50年前。
この20年間に発症する人が増加し
0~14歳における有病率は10倍も増え
いまや人間だけではなく、猿や犬猫も花粉症を発症しています。
なぜこんなに花粉症患者が増えたのか...
それはスギ花粉量の増加にあるそうです。
ではなぜ大量の花粉が飛ぶようになったのでしょう。
1960年代スギ・ヒノキは商品価値があるといわれ森林伐採をし、
スギ・ヒノキを大量植林したものの、外国から安価な木材が流入され
植林したスギ・ヒノキの商品価値がさがり
山林をそのまま放置してしまいました。
大量植林し放置されたスギ・ヒノキはこの数十年で
花粉を飛ばす最盛期を迎えたため、
大量の花粉が飛ぶようになったわけです。
日本気象協会によると2050年には
花粉の量が現在の1.7倍まで増加すると予測しており
今後も花粉症患者が増加するといえそうです。
大量に植林され放置されたスギ・ヒノキは
花粉だけではなく、山林の生態系まで破壊してしまいました。
遠くから見ると青々として見える山は「緑の砂漠」と呼ばれ
間伐などの手入れが行き届かないため
地面まで太陽の光が届かず、コケなどの多様な植物が共生できず
豪雨に耐えられず土砂が流出するように...
花粉のおかげですっかり悪者扱いのスギやヒノキですが
森林を破壊したのは私達人間なわけで、花粉は自然からの
しっぺ返しといえるのかもしれません。
以前「割り箸」の話をしましたが、日本には間伐しなければならない
スギ・ヒノキがたくさんあり、間伐材を上手にリサイクルすることで
日本の森林は蘇り、中国などの森林破壊も止めることができます。
私も花粉症患者の1人です。
いつの日か天気予報から「花粉情報」がなくなることを
願っています。
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